三番目くらいでいい

当たり前の日常にしてあげられるのは、周りにいる人だと思った。寂しくて涙も出るけど、一番怖がってて不安になってるのはその子自身なのではと気づいて、泣いてる場合じゃないんだと思って、あの子が出来ないことは全部やってあげることにした😊外の匂いとかおしっこの時間に芝生に座らせてあげるとかして、寝たきりになっても自然の空気や感触に触れさせてあげた。すると、起きる気力もなかったはずなのに芝生に置いてあげたらおしっこのポーズを自力でしたのが本当に偉くて『ぽっぷえらいなぁ〜!すごいやん〜!』と涙がぼたぼた出た。出るもは何もないけど生きようとしてるのが最後まであった。条件反射というか、ここでおしっこをするんだという習慣が体に染み付いてるのもよく伝わって、体を支えてあげながら あぁ一緒に生きてきたんだなぁ って思った。

何もできなくても外の空気に触れさせてあげたほうがいいなと思ったのでそうしてあげてたのはほんまに良かったなと思う。

寝たきりになってどんどん衰弱していくのは辛いところがあって、声もかけてあげるし撫でたりもするけど、ぽっぷおやすみ〜って言って電気消して二階に上がってからがいつもしんどかったなぁ。明日の朝、冷たくなってるかもしれんって思ったら私が眠れなくなった。

そんなある晩の夜中の2時ごろ。涙で眠れずにいたら、一階のぽっぷが寝てるケージに何かが当たるようなガンッッ!って音がして、なんやろうと思って一応様子見に行ったんだわ。ポップどうしたんつって。電気つけて。

特に何もなさそうか?と思いながらもよく見たら、めっちゃうんち漏れてて、あれま!ってなって。急いでお母さん起こしに行った。うんち久しぶりに見たなー😊つってお母さんと洗面所のお湯のシャワーで体洗ってあげたんだ。かなり衰弱してて、これまた漏れちゃうかもやなぁ..どうする?ってゆーたらお母さんが『あ!せや!ええのあるわ!』ってダッシュで何か取りに行った。

持ってきたのは15年前に買ったぽぷちん用の生理用おむつ。しかも新品(笑)母の物持ちの良さに尊敬しかなかった。『いやー!ここで役に立つとはな〜!😄』ってグッジョブすぎるお母さん。ここでぽぷちん、初めてのおむつデビューを果たす(笑)きれいにしてあげて布団もかえて、こんばんはおむつで安心だね😊

そして翌朝の10時ごろにぽぷちんの電池が切れました。寝たきりになって一週間くらいでした。

ギリギリまで元気でいくれました。 夜中の2じにガン!って謎の音が聞こえたおかげですぐに洗ってあげられたのが本当によかった。冷たくて汚れたまま放置になってたらかわいそうだったもんね。気づけてよかったよ。そんでおむつから出る尻尾がムッチャ可愛いかったのが最高だったね(笑)超似合うじゃんっつって最後まで可愛かったし、最後まで何かと気づいてあげられて、それが本当によかったと私は思う😊

人は不安になると視野がとても狭くなる。でもふと立ち止まって考えて、いやそれどころちゃうやんって気付いて動くっていうのは、これからも大切なポイントになるだろうし、この精神の回路は私の中でずっと息づいている。

不安がへれば安心するから、可能な限り、気付ける限り、自分ができることを考えるために、あたいは自分の心を使うよ😊

うちのおばあワンは電子書籍になってます😊❤️ おばあワンとのささやかでほっこりな日常の日記になってます。動物やペット系の話は最後悲しくなるからやだと思われがちなのですが、私はむしろ生き方を教えてくれるような力強さを感じています😊もちろん寂しいし辛い場面もあるのですが、愛情や温もりは間違いなく存在していて、さてこの子と家族とどう生きていこうか、という手探りながらも生きていく足取りを残したかったような思いもあります。

おばあワンの思い出と、可愛い思いがあるゆえの寂しい喪失感をどう過ごしてこえて行こうか😊という、ありのまま前向きに生きてるぽぷちんと我が家の日記なので、ペットちゃんとの尊い日々を過ごされてる方にも どうぞゆっくりと読んでもらえたら嬉しいです😊

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